吹屋ベンガラの華やぎ
about
岡山県高梁市吹屋地区と吹屋ベンガラの魅力を少しでも伝えられたらと思い、このwebサイトを作りました。
ベンガラ
「ベンガラの用途」
陶磁器の絵付けに使う顔料、ベンガラには数段階のランクがあり、高級品は陶磁器の模様書き(九谷、伊万里、薩摩等)漆器の下塗(輪島・讃岐等)家具塗装、染料、印肉、船舶錆止め等、金属・木材の保護材
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建築物/船舶塗料
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工芸材料
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古来、漆の椀、化粧品、神社
仏閣の彩りに使われてきました。現在では、樹脂、インキ、フィルムの
着色剤をはじめ、道路や遊歩道の赤・黄色のアスファルト舗装、赤レンガ、
赤・茶・黄・黒に着色されたブロックなど、セメント二次製品等の景観材料
また、テレビ、電話、コンピューターのエレクトロニクス材料、モーターの
磁芯などにも、酸化鉄をベースにした各種フェライト化合物が活躍しており
エレクトロニクス産業を支えています。この分野は、日本が世界をリード
しており、また日本製べんがらを使った樹脂のマスターバッチや高級インキは、
世界需要の大半を占めております。
「ベンガラとは」
酸化第二鉄(赤色酸化鉄、酸化鉄(III)、Fe2O3)が主要発色成分です。
「ベンガラの今」
現在は化学の力による工業的な方法で安価で生産されている。
吹屋ベンガラ
「吹屋ベンガラの魅力」
日本がまだ鎖国だったころ、セラミックロードを渡り、ヨーロッパなどの宮殿や美術館に保存、展示されている陶磁器の絵付け用の弁柄は95%以上が吹屋ベンガラです。陶磁器コレクションはあまりにも広く世界に知られ、人々を魅了してきました。
今でもこの「吹屋ベンガラ」の赤でなければだめなんだと言われています。その魅力とは何なのでしょうか。
「吹屋ベンガラが人々を魅了するわけ」
吹屋ベンガラはもともとその地域では銅山があり、その不純物として出ていた「」を使い生産されていました。この天然の素材から生じる、酸化鉄以外の銅や金属類が微量に混ざっている。
現代の工業的な方法では5分で終わることも、吹屋ベンガラは手作業などの原始的な方法で1ヶ月以上かけて丁寧に行われていた。
「吹屋ベンガラが伝えていること」
目に見えない大切なこと
吹屋ベンガラが使われているところ
「陶磁器」
セラミックロードを渡ってヨーロッパに輸出され、今でも宮殿や美術館に保存、展示されています。
「六角堂」
震災で当時のものは無くなってしまったが、再建時に「吹屋ベンガラ」を使用している。
「日光東照宮」
参考文献
臼井洋輔(2016).吹屋ベンガラ-それは岡山文化のエッセンス-.日本文教出版岡山
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